「わびさびたいむ」は、和モダン好きな20代共働き夫婦が積水ハウスで家を建てた過程やこだわりポイント、またお金に関する工夫について発信するブログです。
そもそも、鉄骨と木造の違いは?
積水ハウスに限らず、特定のハウスメーカーの特徴を考える場合は、まず一般的な鉄骨/木造の違いを前提に「何が違うのか?」を考えると分かりやすいのでオススメです!
| 構法 | メリット | デメリット |
|---|---|---|
| 鉄骨 | ✓ 工場生産が基本のため、柱や梁の強度が均一で、また施工品質のムラが無い ✓ 強度が高く、特に3階建て以上で用いられる重量鉄骨の場合、地震に対する強度は最も高い | ✓ 家の重量が重いため、地盤が相当強くないと地盤改良が必要になる可能性が高い ✓ 鉄骨は揺れを伝えやすいため、揺れて耐えるのが基本。建物は壊れないが、家の中は、、、 ✓ 気密性/断熱性が低い ✓ シンプルに価格が高い |
| 木造 | ✓ 日本で最も多く採用されている ✓ 家の重量が軽いため、地盤改良が不要なことが多い ✓ 鉄骨と比べて地震が起きた際に揺れにくい ✓ 気密性/断熱性が高い | ✓ 鉄骨に比べて耐久性が低い ✓ 現場での施工が基本となるため、大工さんによって施工品質にムラがある |
シャーウッド特徴1:考え抜かれた「基礎」
まず言うまでもなく、「積水ハウスシャーウッド」は非常に素晴らしい構法です。流石に、注文住宅の施工件数が日本一なことはあります。ですが、何が安全なのか?何が凄いのか?は、実は非常に地味です!笑
例えば、重量鉄骨が売りな「ヘーベルハウス」や柱が桁違いに太い「住友林業」のビッグコラム等々、個人的に「分かりやい」マーケティングが上手なハウスメーカーと比べると、「積水ハウス」は損しているなと思ったりします。
個人的にハウスメーカーを比較する際に刺さったポイントをお伝えできればと思いますが、まずは最も地味な「基礎」です。複数のハウスメーカーの営業さんと話していると、「ベタ基礎」や「布基礎」と言う言葉を耳にすると思います。私が最後まで悩んだ「住友林業」はベタ基礎を採用しており、「積水ハウス」は布基礎を採用しています。ベタ基礎のメリットとして、一般的には地面に対して均一に力を分散させることが出来るため、地震に強いと言われています。また、木造の天敵であるシロアリを防ぐ効果もあります。では、なぜ「積水ハウス」は布基礎を採用しているのでしょうか?
それは、木造の重量は軽いため、重量鉄骨とは異なり、布基礎でもベタ基礎でも強度にはあまり影響が無いからです。逆にそれよりも重視しているのが、「基礎一体打ち」であること、そして「基礎ダイレクトジョイント」であるポイントです。
基礎一体打ちとは、その言葉の通り、基礎を作る際にコンクリートを流す作業を1回にする方法です。

え、逆に1回じゃないの?

ベタ基礎は立ち上がり部分以外にも基礎が必要になるから、多くのハウスメーカーが2回に分けてコンクリートを流し込むでござる。

なるほど、そうなると継ぎ目が劣化したり、シロアリが逆に入ってくるのね、、、ぞっとするわ。
コンクリートの配合にもこだわっていて、天気や気温、湿度も考慮して、基礎の強度が一定になるようにシステムで計算されています。また、以下の画像のように、底の部分が半円形になっているのも特徴で、布基礎でありながら、地面に力を分散できるようになっています。

もう一つの重要なポイントが、「基礎ダイレクトジョイント」です。積水ハウスの基礎は下のような不思議な形をしていますが、よく見ると、基礎部分と柱部分が金具で直接繋がれていることが分かります。
一般的には柱の下に「枕木」と呼ばれる木を挟んで柱は繋がれるのですが、この枕木が最も劣化しやすく、地震に弱い部分なのです。

まさに、弁慶の泣き所、、、
基礎と柱を金具でダイレクトに連結することで、地震の際に釘がスポッと抜けるようなことが起きず、構造が歪むこともなくなります。

シャーウッド特徴2:計算された「集成材」
さて、お次は「木材」についてです。よくある議論としては、「無垢材」と「集成材」どちらが優れているのか?ですが、答えは明確で、「集成材」の方が強度が高いです!

なぜか、一本の無垢材の方が希少価値が高いから、良いなと思ってしまうわよね。
無垢材の場合、やはり強度が不安定で、強い部分もあれば、弱い部分も出てきてしまいます。地震に耐える場合、最も重要なことは「強度が均一である」ことです。

平均して強度があるのが、最強でござる!
日本の気候は湿気が多いですが、木造住宅においては湿気は大敵です。そのため、乾燥した強度が一定の木材をつくることが重要になります。積水ハウスの場合は、北欧産など寒い地域で年月をかけて育ラミナった木材をラミナと呼ばれる薄い形状に加工して繋ぎ合わせて一本の木材をつくります。

でも、よくシャーウッドは「ホワイトウッド」を使用しているから心配だって聞くわよね。
- シャーウッドは「ホワイトウッド」を使用しているので、強度が弱いのでしょうか?
- 「ホワイトウッド」は強度が低い木として有名で、確かにシャーウッドに使用されていることはありますが、全てシステムで計算された、シャーウッドプレミアム構造材に使用されている分には全く問題ありません。
シャーウッド特徴3:型式適合認定
積水ハウスのシャーウッド構法は、型式適合認定を国より取得している唯一の木造軸組工法です。これは、予算と時間をかけて研究を重ねて、国からお墨付きを貰ったと言うことです。ただ、「実際の家は認定された強度かどうか分からないのでは?」と言う声や、「他のハウスメーカーは一邸一邸計算している」と言う声も聞きます。
確かに、私個人的な考えとしても、この「型式適合認定を取得しているので安心です!」と言うブランディングは優れていると思います。よく分からない我々施主からすると、魔法の言葉のように聞こえてしまいますよね。
ただ、実際設計段階に入ると、「許容応力度計算」も実施して頂いてますので、自分の家の場合、どこまで自由な間取りを実現できるのか、安心して打ち合わせを進めることが出来ます。
「型式適合認定」を取得しているから、必ず安心とは言えませんが、基本コンセプトが国によって認められていると言うことは、やはり凄いことだと思います。
シャーウッド特徴4:陶板外壁ベルバーン / ロッキング構法
シャーウッドの外壁と言えば、そう「ベルバーン」です!正直積水ハウスを検討する上でベルバーンの良さは嫌になるほど聞かれて、もう「分かった、分かったw」と言う温度感まで来ています。
「陶版外壁ベルバーン」は、⾃然素材から⽣まれる「焼き物」でありながら、工業製品として⾼い精度を両立。強度や耐久性など安定した品質管理がなされています。
積水ハウスHP
釉薬は⾼温で焼き締めることでガラス質の安定した組成となり、表面硬度も釘より硬く、強度も強くなります。塗装とは異なり、夏の暑い⽇ざしや多雨多湿など厳しい天候にも変⾊や褪⾊が少なく、優れたメンテナンス性を発揮。その味わいは年月を経るほどに深まり、邸宅ならではの趣ある表情を描き出します。

雑に紹介すると、「燃えない!」そして「汚れない!」のがベルバーンでござる。
隣家との距離が近いと「もらい火」が心配ですが、ベルバーンであれば怖くありません、と言う話ですね。また見た目も美しいと人気で、積水ハウスで鉄骨か木造で迷い、ベルバーンを選べるから、と言う理由でシャーウッドを選ぶ人もいるようです。
また、施工方法にも特徴があり、ベルバーンの取り付け方として、「ロッキング工法」を使用しております。これは一般的には高層ビル等で採用されているもので、地震が起きた時に外壁が剥がれたり、下に落下することを防ぐために、完全に壁面に取り付けるのではなく、金具で「遊び」を持たせることで、地震の揺れに合わせてベルバーンも揺れるので、割れたり落ちたりしない、と言うものです。
正直我が家はこの話を聞いた時に「ふ~ん」と言う感じで、「実際そんな落下するものなんですか?」と聞いて、営業さんを困らせてしまいました、、、

シャーウッド特徴5:安心の施工体制 – 積和建設
さて最後は、施工体制です!どんなに優れた構法でもピンが一本抜けていたり、ネジが緩くなっていれば水の泡です。最近は欠陥住宅の話題も尽きませんので、いくら構造材が工場でつくられているシャーウッドであっても、実際の施工品質は重要です。
そもそも一般的に、ハウスメーカーの仕事は「プロジェクトマネジメント」に近いため、実際の施工は下請け会社に丸投げと言うのが普通です。これは建設業界やIT業界に関係がある人には分かりやいと思いますが、いわゆる「多重下請け構造」です。
積水ハウスがどうなっているか、と言うと積水ハウス100%子会社の「積和建設」が工事を担当することになっています。ただし、基礎工事など一部工事については、地域の連携工務店に委託されることが一般的です。
こちらも営業トークとしては、「積和建設が実施するので安心です!」と聞くかと思いますが、だから100%安心と言うわけではなく、他のハウスメーカーよりは施工品質が保証される可能性が高いな、くらいに考えておくと良いかなと思います。
デメリット:価格が高い
もはや、これはシンプルに価格が高いです!

ここまで優れてるなら、正直妥当な価格だとは思うわ。

そ、そうでござるな。(ロ、ローン、、、)
まとめ
さて、ここまで積水ハウスシャーウッドの特徴を解説してきましたが、我が家はとても優れた構法だと思っていて、家を建てるならここだ!と自信を持ってオススメすることができます。とは言え、他のハウスメーカーと比較したポイントについては、また別の記事でお伝え出来ればと思います。それでは!

